CeRAM
概要
- 送還電子RAM、Correlated electron Random Access Memory
- 強相関電子系の材料を使った不揮発性RAM
- 強相関電子系:電子が単独で動作するのではなく、電子同士が相関を保ちながら挙動する材料
要調査 - 高速なスイッチング応答が可能
- 強相関電子系:電子が単独で動作するのではなく、電子同士が相関を保ちながら挙動する材料
スイッチング動作原理(調査中)
- 金属状態の強相関電子系デバイスに電圧をかける
- デバイスが絶縁体状態へ遷移する
- 物理構造をそのままでバンドギャップが変更される
- 絶縁体状態では局在電子はMott絶縁体状態となる
- Mott絶縁体:バンド理論では金属的と予想されるにもかかわらず、電子間斥力の効果(電子相関効果)によって実現している絶縁体状態
- 十分な電圧が引加・電流が供給されると、局在電子は取り除かれ、金属状態となる
利点
- CMOSとの親和性が良い
- FeRAMよりも高温で動作する
- 他の抵抗型メモリのように、イオンの物質移動がない(調査中)
- CeRAMでは金属原子の遷移により決まるポテンシャルエネルギーランドスケープは、電子のみ(厳密には、遷移金属陽イオンの自由電子バンドの電子密度)により変調される
- これにより、フェルミ準位付近で状態密度変調が起こり、制御可能なバンドギャップが出現する(バンドギャップが大きい状態ときは絶縁体となり、バンドギャップがない(とみなすことができる)状態であれば導体となる)
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